39歳男性溺愛していた猫との実話です

私は30代男性です。妻と子供両親の5人家族です。

今から10年程前、私たち家族は黒白の日本猫を飼っていました。名前は「みぃ」と名付けていました。

猫と言うと自由気ままで人にはあまりなつかないというイメージがありますが、みぃの場合は違いました。誰かが家に来ると必ず玄関に走って行って、ゴロンと転がり、

「来てくれてありがとう」

というアピールをするのです。誰にでもなつく本当に可愛い猫でした。私たち家族はみぃを6人目の家族として溺愛していました。

家族仲も良く、猫のみぃは家の中の招き猫的存在でした。
子供もみぃと一緒に成長していきました。しかしある日
とても悲しいことが起こりました。

子供の全身に発疹が現れ、呼吸が激しく乱れたのです。
救急車で緊急外来に子供が運ばれました。その時医師に告げられました。

「猫アレルギーですね」

子供は猫に対するアレルギー反応を起こしたのです。3歳までは大丈夫だったのですが、突然、猫に対するアレルギー症状を起こしたのです。

「猫は飼っていますか?」

という医師の問いに「はい・・・」と私たち家族はうなだれました。アレルギーというのは突然発症するものであり、今まで大丈夫だっただけだと聞き愕然としました。

もちろん医師は猫を飼うのをやめるように言いました。
このままだとお子さんの命が危ないと。

子供は一時的な入院で済み、大事には至りませんでしたが、みぃを飼う事は不可能になってしまいました。

それを子供に告げるとわんわんと泣き叫んでいました。
子供だけではなく我々大人達も涙を堪える事ができませんでした。それほど大切な家族だったのです。

両親と妻と話し合った結果、とても辛い決断だけどみぃを譲渡することにしました。幸い、名古屋で2匹の猫を飼っている人が愛育して下さる事になりました。

みぃを譲渡するときは本当に辛かったです。後から聞いた話では子供は嗚咽して泣いていたそうです。

今でもみぃの事を思い出すと、家族一同悲しさと楽しかった時の喜びを思い出します。