26歳女 三猫三様の接し方があった

私の人生は猫と共にありました。愛すべき3匹の猫たちが、時期を重ねながら順番に、私の人生に密接に関わってきました。そして、人と同じように、猫にも猫それぞれの接し方やコミュニケーションがありました。
1匹目の猫はT君です。T君は私が母のお腹の中にいたときから、家族の一員でした。そのため、私は小さい頃から彼を時折「お兄ちゃん」と呼んでいました。しかしこちらは子供ですから、まだ猫を愛でるということを知りません。本当に兄弟のように、遠慮なく接していたように思います。例えば、嫌がっているのに抱っこしようとしたり、ひげを引っ張ったり。幼少期のことを悔やんでもしょうがないですが、今彼が目の前にいたら、もっと大切にしてあげられるのに、と思ってしまいます。
しかし、彼は私が高校生になるまで生きてくれ、晩年にはそれこそ本当の兄弟のような適当な距離感で生活することができました。
2匹目の猫Y君は、大きな虫や爬虫類をくわえてきたり、家じゅうにスプレー(マーキング)したりと、何かとお騒がせなやんちゃな猫でした。彼が来た頃私はまだ小学生でしたから、T君の時と同じように無遠慮に接していました。しかし、Y君は14歳のころに病気をし、それから非常におとなしい性格になってしまいました。その頃には私はもう社会人ですから、甘やかしたい気持ちが大きかったのですが、Y君の中にある人を寄せ付けない性質は健在だったのでなかなか撫でさせてももらえず、歯がゆい思いをしました。最期の時も、私は母と付きっ切りで看病しましたが、彼は進んでひとりになり、ひっそりと息を引き取りました。しかし、それが彼にとってはベストな逝き方だったのだと信じています。
そして現在一緒に暮らしている3匹目の猫K君は、T君・Y君への後悔も手伝ってベタベタに甘やかしています。おかげで、4歳になった今でも私の指を吸ったり、一緒に寝たりしてくれる立派な甘えん坊に成長しました。T君・Y君と違って彼は寂しがり屋なので、彼がストレスを感じないよう、これからもなるべく密にコミュニケーションを取り続けたいと思います。